松平頼徳:幕末の常陸宍戸藩主
幕末の常陸宍戸藩主松平頼徳
松平頼徳は、常陸宍戸藩の第10代藩主。昌親流徳川家の末裔。通称は主水正、官位は従五位下、常陸介。
1843年、常陸宍戸藩第9代藩主松平頼胤の長男として江戸屋敷で生まれる。母は松下房大郎の娘・光子。1855年、父の隠居に伴い家督を継いだ。
頼徳は、早くから尊王攘夷派として知られ、幕末の動乱期には、幕府への恭順を拒否して倒幕運動に参加した。1868年、戊辰戦争では、奥羽越列藩同盟軍に加わって新政府軍と戦ったが、敗北して降伏した。
明治維新後は、東京に移住して隠居した。1897年、55歳で死去した。
頼徳は、幕末の動乱期に活躍した名君として知られている。また、尊王攘夷派の中心人物として、倒幕運動に大きな役割を果たした。