「南溟紹化」-室町~戦国時代の臨済宗の僧
- 南溟紹化の生涯
南溟紹化(1439-1506)は、室町~戦国時代の臨済宗の僧です。肥前国で生まれ、11歳の時に出家して、大和国東大寺で受戒しました。その後、京都の建仁寺で修行し、15歳の時に明に渡りました。明では、無学祖元や虚谷希陵などの高僧に師事し、18年間修行を積みました。
1469年に日本に帰国し、建仁寺に住しました。その後、大和国興福寺、京都の南禅寺、同市内の建仁寺、蔭涼軒を歴任しました。また、多くの弟子を育成し、臨済宗の復興に努めました。
南溟紹化は、詩文に優れ、書にも長けていました。また、茶道にも通じ、茶禅一味の境地に達していました。1506年に京都で入寂しました。
南溟紹化は、臨済宗の復興に努めた高僧であり、詩文や書、茶道にも優れた人物でした。彼の生涯は、室町~戦国時代の禅宗の興隆を象徴しています。