池部良 – 昭和の銀幕を飾った名優
-池部良の生い立ちと映画界へのデビュー-
池部良は、1918年1月11日に兵庫県神戸市で生まれた。本名は池部良介。父は神戸市役所の職員、母は元芸者だった。池部良は6人兄弟の3番目であり、幼い頃から映画や芝居が好きだった。
池部良は、神戸市立塩屋尋常小学校を卒業後、神戸市立第二中学校に入学した。中学卒業後は、東京帝国大学経済学部に入学した。しかし、映画界への憧れが強く、大学を中退して映画俳優を目指した。
1937年に、池部良は松竹京都撮影所に入社した。翌1938年、映画『人生の路』でデビューを果たした。池部良は、端正な顔立ちと爽やかな演技で人気を集め、すぐにスター俳優となった。
戦後、池部良は、松竹、東宝、日活など各社の映画に出演した。代表作には、『喜びも悲しみも幾歳月』(1957年)、『忠臣蔵 花の巻・雪の巻』(1962年)、『大奥』(1968年)、『男はつらいよ 寅次郎純情詩集』(1976年)、『南極物語』(1983年)などがある。
池部良は、1996年に78歳で亡くなった。生涯出演作品は、200本を超える。