→ 高野茂義
生い立ちと剣の修業
高野茂義は、1939年に福岡県に生まれました。4歳の頃から剣道を始め、中学時代には全国大会に出場しました。高校卒業後は、早稲田大学に進学し、剣道部に入部しました。在学中には、全日本学生剣道選手権大会で優勝するなど、数々のタイトルを獲得しました。
大学卒業後は、警視庁の警察官となり、剣道部の指導者として活躍しました。1972年には、ミュンヘンオリンピックの剣道競技に出場し、銀メダルを獲得しました。
1976年には、全日本剣道選手権大会で優勝し、史上最年少の全日本チャンピオンとなりました。その後も、全日本剣道選手権大会で3連覇を達成し、日本の剣道界を牽引しました。
1984年には、ロサンゼルスオリンピックの剣道競技に出場し、金メダルを獲得しました。オリンピックでの金メダル獲得は、高野茂義にとって悲願であり、この勝利は日本中に感動を与えました。
高野茂義は、引退後も剣道界に貢献し、全日本剣道連盟の会長を務めました。2021年に亡くなりましたが、その功績は今もなお語り継がれています。