尾上菊之丞(2代) – 昭和後期から平成時代にかけて活躍した日本舞踊家
-2代目尾上菊之丞の生い立ちと家系-
2代目尾上菊之丞は、1944年(昭和19年)11月11日に東京市芝区(現在の東京都港区)に生まれた。本名は菊川国好(きくかわ くによし)。
父は初代尾上菊之丞(本名菊川国太郎)、母は尾上多賀之丞(本名菊川千枝子)。両親ともに日本舞踊家で、菊之丞は幼い頃から舞踊に親しんでいた。
菊之丞は、5歳の時に初めて舞台に立った。10歳の時には、父に伴われて渡欧し、フランス、イタリア、イギリスなどで公演を行った。1966年(昭和41年)に、2代目尾上菊之丞を襲名し、舞踊家として本格的に活動を開始した。
菊之丞は、古典舞踊から創作舞踊まで幅広いレパートリーを持ち、その卓越した舞踊技術と表現力で、多くの観客を魅了した。また、舞踊評論家としての顔も持ち、舞踊に関する著書を多数発表した。
菊之丞は、2003年(平成15年)に死去した。享年58歳。